評論家で哲学者の鶴見俊輔さんに93歳で逝かれてしまった。
彼は、東京大学に伝播ぎみのいわば一番に依拠しがちなスタンスを是とはされず、彼岸へ旅立たれている。
類推すれば、あらゆる分野の二番以下が持ち得た器量と遊び心に照射を惜しまなかったように窺う。
稀有な碩学が表した器量の枠内からほど遠くに佇まれるかの現総理、いくどとない取材に応じられたころのシャイな遊び心にも戻るべきと切に願いたい。
国家や民びとは翻弄と無縁の地平でひたすら、明日の安寧を望んでいる。
閑話休題でもないが、ここのところ、すべてのラジオ受信機の中で、ある範囲の年齢層が限られた時間帯に聴くパーセンテージを示す標記が一段の注目だ。
公共放送と並存のため熾烈は極めるが、ローカルなラジオ媒体なりに、そこの一番をめざし二番からのリベンジさえ器量と遊び心で掴み取れてくる。
その要諦はただ一つ、鶴見流の朽ちない真摯な批判精神に裏打ちされた前向く心意気の具現だろう。
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