様子窺い、さまざま

来春4月に迫った統一地方選挙前半のヤマ場、北海道知事レースに向け意欲満々らしいチャレンジャーのひとりはきのう、「真剣に検討」と自著出版会で。
かたや4選狙いが早や有権者の間で是非論につながる現職女史、この道議会中もまだ表明は避ける気配。
前者の、スコットランド独立か否かに事寄せたそのスピーチ、面積や人口の類似性は措き、肝心の通貨や原潜基地をどうするかで真っ向イギリスと渡り合っていなかった敗因(?)に思いをいたしたか。
しょせんブレーンの器量が脆弱と診立てる。
後者、現職の強みでブレーンの数には事欠かない。
しかし、供給の地域独占と原料費・人件費に一定の利益を上乗せする総括原価方式が世論に糾弾されている地元電力企業、安全基準の徹底に年月を要するJR北海道の総体、交渉過程さえほぼ非公開のTPP参加に一点集中猛反発のJA地元諸団体、「赤レンガ」に総称できる北海道庁のOBが実質差配しがちな観光振興システムなど等をして、市井に健全と認められるブレーンといえるだろうか。
いわゆる<あと出しジャンケン>は道民あまねくを愚弄しかねないことを、ともども、ぜひ窺い知ってほしい。
不幸と不運は根本的に違う。
候補の選択に戸惑う側は、不運ではすまない不幸そのものだから。
ここ数日、相次いで映画化された「蜩(ひぐらし)ノ記」(葉室麟・詳伝社文庫)と浅田次郎「柘榴(ざくろ)坂の仇討」(新潮文庫・「五郎次殿御始末」から)を読了。
10年後の切腹を命じられその日を迎える武士(もののふ)、仇討ちが叶わなくなった維新後の雪積もる日に対峙できたそれぞれの誇りと矜持。
私はつくづく思う、遅い北国の春のそれに、誇りと矜持を感じとれる人を選び少しでも雪解けを早めたい。

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