小樽って好きな街ですよ!

父方の祖父が上杉謙信ゆかりの甲州は葡萄農家の次男坊、片や祖母は加賀・大聖寺生まれ育ちも、ともに後継ぎとは無縁で多少は読み書きができるころに東京下町へ出て子守やら下足番ほか、日夜分かたず涙交じりの汗を沁みさせたはず。
縁(えにし)のいたずらか環境の必然か所帯を持って考えついたのが、生まれる子供には恥ずかしくない程度の教育を施したいの一心と両人の最晩年、耳にタコができるほど聞かされたのが斯く言う私。
有為転変も自らと世の習いのなせる技、長じて転勤族で積丹半島最寄りに暮らす父が選んだ母は、ニシン網元の次女。
やや昔日も、なかにし礼さんと札幌市内で対談させていただき不覚にも落涙の「石狩挽歌」の奥深さや非情、そして小樽の対岸に広がる厚田・石狩・暑寒別の丘陵や山並み、等など。
それはそのまま小樽の奥行きに合わせ鏡なんだと、耳順の齢が近く遠くに囁いてはなぜかつれなく、藻屑のごとく消え去ってしまいがち。

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