天与の才能と~

持ち前の素質はまったく違うものと信じる一人だ。が、環境をいじってあげることで限定的機能と思われていた細胞も万能化しそうになってきた。若い女性化学者を核に細胞の幹(みき)にまた一歩、人智が迫る気配を覚える。
万能のそれらしいSTAPは「刺激惹起性多能性獲得」の細胞と称されるそうだ。
はたして、ヒトの臨床医学に新たな道しるべをかざせるか、市井で患者側にしかいられない凡人なりに瞠っていたい。
「約束を守る人、そうでない人。約束を守りたがる人、そうしない人」は、それぞれどこにでもいる。ヒトの成り立ちをそれこそ天与としてきた受精卵の領域のいわば<のびしろ>を、みずからへの約束で広げる勇気と感性に加え、老若男女の枠を越えた周辺スタッフの多様な支えぶりこそ、この国の誇りと言える。
約束は是非をさて措き、心に起因し帰結する最低限の社会的な規範だろう。
「ことがらに向き合う人、それを避ける人。真摯に考える人、考えたがらない人」も多岐に及ぶ。未だ一世紀にも満たない国際社会の思想信条にあって、ある主義では活動と喧伝の前線を担う人々を「細胞」と称した。
隔世の感に浸るか否かは、ご一読くださる諸賢のご自由かつ、ご自在で。

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