大義・黒川博行・日本国民

大義のあるなしが問われたと思った衆院解散時も、告示前なのに早や中盤戦の趣き。
ずばり、与党の謀りが功を奏したということか。
「大義」はそも、正しい道理の意。
それを国政をはじめ各選挙に求めるなら、有権者の民度はもっともっと磨かれるべき。
選良と胸を張れる候補を生み育てられない市井こそ、根無し草の趣きではなかろうか。

前回の直木賞は手だれの黒川博行に輝いた。
自他ともに認める「浪花の読物キング」、悲願だった栄誉を鷲づかみにしたといえる。
受賞作の「破門」もそうだが、独特の沁み入る風土に広範な好奇心を寄せ続けるから、周到果敢な取材活動が存分に生きる。
社会性が読者の心を揺する。
心を揺するのは受賞第一作も同じで、タイトルは「後妻業」という。
ここで多くは紹介しまい。
話題騒然の、高齢男性がターゲットな遺産相続犯罪に貪りつく筆致には驚愕し畏れ入る。
市井の大義とは一面、こうあって欲しい。

直近の参院選を「違憲状態」と断じた最高裁が聳立なのに、国家は棄権なきようこの選挙を、のオウム返し。
斯様な矛盾をどう解きほぐすか、国民でいるのを卑下しそうも、わたし達の日本なんだもの。

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